「夢はあったが、実際はフリーターのような生活だった」
学生時代から「TV制作現場で働きたい」という思いはあったが
現実は朝から晩までゲーム漬けの日々。結局、就職活動もせず、
刻一刻と卒業が迫ってきていた。
そんな中、友人の誘いでスピンアウト(現在のカウTV)と
運命の出会いを果たす。
「自分にはここしかない」
門を叩いた。試用社員として雇ってもらった。
入社直後からプロジェクトは目白押しだった。
あらゆるものが自分にとって実践の場。全てが新鮮だった。
学園祭番組のディレクターとして福岡市内11の大学と交渉、
営業、撮影、編集と、2ヶ月間があっという間に過ぎた。
社外との交渉、人の動かし方、クリエイティブの面白さなど、
仕事の基本的なことを学んだ。
無我夢中で仕事をする中、正社員として働くことに。
入社半年目に挑んだリポート番組。
福岡県知事がカウTVを訪れる様子を撮影するというもの。
僕に与えられた撮影時間はわずか10分。
プロのカメラマンは短時間でも確実に撮影する。
ところがカメラマンとして経験の浅い当時の僕は、
緊張と興奮のあまり、撮影で大失敗をしてしまう。
「こんな失敗した映像で番組ができるのか?」
ところが、その失敗映像が上司の手で編集され始めると、
息を吹き返すようにテレビ番組に変わっていく。驚いた。
この時、プロの凄さを思い知り、自分もこうなりたいと
心から思った。そして編集マンとしての一歩が始まった。











