株式会社鈴懸   中岡生公社長

福岡から世界へ美味しさを届ける

2019年12月。株式会社鈴懸の代表取締役社長・中岡生公氏のもとを訪ねた。
博多座の目の前に本店を構える、創業96年を迎える老舗和菓子屋。
現在、鈴懸は福岡に5店舗、東京に2店舗、名古屋に1店舗を展開し、どの店舗も客足が絶えないほどの人気店である。

この冬の季節、店頭に並ぶ人気商品は「苺大福」
一度口に含むと、旬な苺ならではの爽やかな香りと、ジューシな果汁が溢れ出す。それを鈴懸名物の餡が優しい甘さで包み込む。まさに中岡社長が語る「苺が主役の苺大福」だ。
栽培技術が進んだ現代において、苺は年中食べられる果物となってきているが、同社では旬である11月〜4月上旬に限定して販売している。使用している苺は、八女産のあまおう。しかし、店頭には〇〇産というような打ち出し方は一切していない。希少価値があるからではなく食べて美味しいかが基準だからだ。こうした季節を味わう和菓子。お客様にとっては贅沢なご褒美や特別な時のお菓子としても喜ばれているようだ。
「私達が今も昔も変わらずにやっているのは『美味しいものを提供する』ということ。先ずは、我々自身がお菓子作りを楽しむことで自然とお客様もお菓子や空間を楽しんでもらえるようになっていく」と語った。

そして、鈴懸の美味しさは海外にも進出している。2019年11月にアメリカニューヨークで開催された『Yokan Collection in New York』に出展。海外では『36』という名前で2017年から、欧米、東南アジアと数々のイベントに参加をしているという。
「『美味しい』は日本も世界も変わらない。現地の素材を使用して、日本人が造るお菓子を海外で提供したい」と力強く語った。日本のみならず世界へと活動を広げる鈴懸から今後も目が離せない。 (2019年12月 カウテレビジョン/上野真優子)

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