株式会社グランディーズ   亀井浩 社長

VTR3:安く売っても利益が出る コスト低減の工夫 (2014年1月公開)

会社名
株式会社グランディーズ
所在地
大分市都町2丁目1番10号ウォーカービル3F
事業内容
建売住宅「フォレクス」の販売、 投資用マンション「レスコ」の販売、 分譲マンション「ラグジン」の販売、 建築請負、 建築・不動産コンサルティング
創業
2006年11月
資本金
7002万円
 
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●土地付き一戸建て2000万安さの秘密 インタ:土地付きの一戸建てでその値段は本当に安い実感があるのですが、それでもグランディーズには、しっかり利益は残る構造になっているわけですよね?仕入れ以外に経営努力があるんでしょうか? 社長:原価低減は常にずっとやり続けているので、これを一つやったから、原価が驚くほど下がったというのはないです。当社は、規格で同じ形のものしか作っていないので、木材1個まで追求できるんです。毎回同じものを作っているから、建設業はどちらかと言うと、一品生産で、お客様から注文を聞いて、パーツを揃えて、一つの家に一つのものしか作っていないと、製造業的な考えがないんです。 当社の場合、約6パターンの少ない商品で、やっているので、製造業的な考えが非常に強い。 ●製造業的視点を取り入れる 社長:原価を下げようと思ったら、毎回同じものを作って、極めていかないと、品質の向上にも、クレームの低減にも、工期の短縮にもなるんです。当社の家は規格品なので、大工さんも 毎回同じものを作っているので、見ずしても インタ:腕が上がっていくわけですね? 社長:早くなりますね。初めて入った大工さんと慣れている大工さんでは、約10日間変わります。大工さんの日当が2万円だとしたら それだけで20万円の原価低減になる。 インタ:グランディーズは、社内に工務部門も持っていると伺ったのですが、社員が取締役を除くと、わずか11名で、11名のうち、3名が工務担当、3名が上場の管理担当、5名が営業担当ということなんですが、 3名の工務担当の方々は、どういうことを日頃しているんですか? 社長:現場管理がメインです。当社は品質にはかなりこだわっている。 ●「低価格だからこそ」グランディーズのこだわり 社長:我々のようなお手頃の価格、世間一般で「安い」と言われる家は、1つ、どこの会社でもしているような、小さなミスがあったとしても、「ほら、見たことか、安いからそうなるんだ」と絶対言われるんです。注文住宅をしている高価格な住宅をしている工務店よりも、品質・品質管理に関しては、かなりのこだわりを持っているし、ハウスメーカを除いて地方の中小工務店(ビルダー)も、当社ほど管理している会社はないと思います。 木造住宅で写真管理もして、お客様に渡しているのでですね。 インタ:写真管理とは? 社長:ゼネコンでは当たり前だが、大きなビルを建てる時は、鉄筋にテープを当てて、全部写真に残す。当社は木造住宅だけど、写真管理をやっているんです。コンクリートを打つ前にきちんとテープを当てて、写真を撮って、恐らく、中小工務店で木造がメインの会社で、ここまでやっている会社はないと思います。 インタ:それだけの品質管理を徹底している背景には、真面目によく働く社員の存在が欠かせないと思うんですが、どのように会社の哲学や働く姿勢、心の姿勢を亀井社長は作っているんですか? ●社員が真面目に働く秘訣 社長:一番は、「率先垂範」だと思います。会社の経営陣がいくら綺麗ごとを言っても、やっていることが全然違って、薄汚いことをやっていれば、社員もそれをマネすると思いますし、上から下まで真面目に働く会社や正直な会社は「率先垂範」でしょうね。それもあるから、ウチの社員はよく働いてくれます。この人数で、これだけ売っているわけですから。 インタ:11人で14億円。社員一人当たり億以上の売り上げを立てているわけですね。住宅に限らず、安い商品を売ると、それだけ粗利や利益率が下がってくるので、薄利多売の印象を持ってしまうが、グランディーズはそれでもしっかり億以上の利益を残している。それは日々のコスト削減と、少人数で回している働く社員たち以外に何かあるんでしょうか? ●安くても利益が出る秘訣 社長:住宅業界は、成熟産業だから当社だけができる特別な技術はないんです。もし、これというようなシンプルな儲かる仕組みがあったら他社もマネするので、他社がマネできないのは、地味な、小さな積み重ねで作ってきたものなので、 例えば、特別な仕入れの仕方をしているから、当社が利益が上がっているとか、すごく特殊な建物があって、当社しかできない特許があって、他所の会社の半分で建築ができるとかもないわけなので、現場の原価管理で言えば、通常、工務店は製造業的な考えはないので、どんぶり勘定、下請けから見積もりが来て、56万7000円で来たら、55万でいいかと、逆に当社の場合は規格品ばかりなので、木材1本まで把握している。 ここは1本要らないんじゃないかとか、ここの木はこっちに向けた方が、効率が良いんじゃないかとか、大工さんもこういう叩き方をしたら、一日少なくできるんじゃないかとか そういった本当に小さな積み重ねで、会社の実行予算を組む時は、一回一回会議をするが 「ブロック2枚要らないんじゃないか」とか 「そこで300円ムダじゃないか」とか、こっちの木をこっちに移せば、もうちょっと低い木で済むから、外構工事とかです。ここは1本1万円要らないんじゃないかとか、材料もこっちの会社だったら3000円でできるけど こっちを経由してやれば2000円とか、1000円単位の原価を、製造業的に詰めているので、そこまでやっている会社は、なかなかないのではと思います。 インタ:会議とは工事の始まる前に、プロジェクト単位である会議ですか? 社長;着工前に、これも当たり前のことだが、意外とこれが、なし崩れ的になって、工務店も現場監督が電話で発注したりとか、お金の話は後回しにしたりとかが多いんです。 しかし、当社の場合は、プロジェクト単位で、きちっとやって、着工前にきちっと業者に対して、注文書を切って、価格交渉をしてからでないと、当たり前のことなんですが、それをちゃんとやるのは難しいんです。 ●真面目な風土を根付かせるには? インタ:それだけ細かいことをきっちりやっていくと、社員や取引業者から「堅苦しい」「難しい」「窮屈」といった声はないんでしょうか? 社長:当然、上場しているので、きちっとやらざるを得ない部分もあるけど、これが結果となって、会社の利益が出ているので、「そんなことをやる必要はありますか?」とかいう議論は要らない。当社が儲かっていなくて、利益が出ていなかったら、「ムダな動きが多いんじゃないか?」とか、「書類が多すぎるんじゃないか?」とか、色んな意見が出てくると思いますが、やってきたことがきちっと利益となって成果が表れているので、業績が通信簿、結果なので、今まで、クソ真面目に面倒くさいことをコツコツやってきたからこそ、こういう業績も残せてるし、逆に、他社が簡単にマネできない。特殊なことは何もやっていないけれども、この社風自体が、素晴らしい社員たちが、集まって、真面目にやってくれるこの社風こそが、儲かる仕組みじゃないかと思います。

Fireボタンとは
Fireボタン

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Fire指数のランキング

2010年8月6日
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