深中メッキ工業株式会社   深田稔 社長

売り上げ伸び率140%の秘密とは!?

 2016年5月、深中メッキ工業株式会社の深田社長を約1年半ぶりに取材した。同社は金属のメッキ加工を得意とした町工場で、2012年に安倍総理が視察に訪れたことで大きく注目を集めた企業だ。2015年度の売上伸び率は前年比130%、来期は140%を見込んでおり、毎年右肩上がりに成長しているという。
  同社の成長理由の1つに、深田社長のニッチ分野での商品の選定に秘密があるようだ。2012年に日本と中国との間で起こった尖閣問題によって、中国を輸出国としていたクライアント企業の業績が落ち込み、その波が深中メッキ工業を襲った。深田社長はその苦しい経験を通して、「もっと経営基盤を安定させなければ」と悩んだ結果、「信号機」や「ガスメーター」の部品に目をつけたそうだ。共通点は「景気の良し悪しに関係なく、定期的なメンテナンスから需要が生まれる商品」であること。この戦略が功を奏し、受注が継続的に生まれる売上の柱が何本も立ち、安定的な経営が実現しつつあるという。
 採用も不定期だが行っているそうだ。会社の成長に合わせて人を増やすのではなく、既存社員の待遇を上げていくことを大切にしているため、採用人数は多くないものの、10年近く離職者はいないという。ちなみに2017年は2名程度の採用を予定しているとのこと。最後に求める人物像を伺うと、「基本的に未経験者で、素直な人材を採用したい。仕事をする上で大切なのは、失敗を素直に受け入れて改善の意思を示せること」と深田社長は語った。
(取材:2016年5月17日カウテレビジョン千代島麻乃)

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