「わさビーフ」35周年!愛され続ける理由とは?
2022年9月、山芳製菓株式会社を訪れた。同社は「わさビーフ」を代表商品に持つポテトチップスメーカーだ。
今回は常務取締役・山崎久永氏に話を伺った。同氏は山崎光博会長の息子であり、事業承継も見据えながら全社の経営に携わっている。
ちょうど2022年9月に「わさビーフ」は発売開始から35周年を迎えたばかり。コロナ禍で在宅の時間が増えて家庭内でのおつまみとしての需要が増加、今期は歴代最高の出荷数を見込んでいるようだ。実はわさビーフ、ユーザーの嗜好に合わせながら味やパッケージを14回にわたってリニューアルしてきているという。長く愛される背景には、そうした企業努力があるようだ。なお現在、ローソンにおいて期間限定で35年前の発売当時の味・パッケージの復刻版が購入可能だそうなので、食べ比べによって、五感でもその進化を体験することができる。
2023年には創業70周年を迎える山芳製菓。最後に山崎常務に社員やこれから加わる仲間に向けてのメッセージを頂いた。
「山芳製菓はいまポジティブな変革期を迎えている。現場の声にも耳を傾けながらボトムアップ型の組織へとしていきたい。ポテトチップス業界の3位でありながら
中小企業ならではのフレキシビリティも持っているので、みんなで作り上げていくダイナミズムを味わってもらえたらと」
(2022年9月:紫垣寛/カウテレビジョン)
「わさビーフ」35周年!愛され続ける理由とは?
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予想外の豪雨や気温急変などの天候不順によって、じゃがいもの生産量に大きな影響を与えた2017年4月。その約1年後の2018年5月、山芳製菓の山崎光博会長を取材した。事業のお話を伺うと、同社も業界トップ2社と同様に例外なく売上ダウンなどの影響は免れなかったそうだ。しかし得意の「コラボレーション」と「新商品開発」は変わらず加速している。2017年にはパインアメでお馴染みのパイン株式会社とのコラボで...品質とアイデアで勝負!山芳製菓の新しいチャレンジ
2017年3月、山芳製菓株式会社の山崎光博会長を約1年ぶりに取材した。 山芳製菓は、東京都板橋区に本社を構える創業1953年のポテトチップスメーカーだ。同社を象徴する代表的なポテトチップスは、わさび味とビーフ味をかけ合わせた「わさビーフ」。ツンと鼻を通るクセになる味が特徴的で、20代〜30代→20代〜40代の男性から支持を集めている。1987年の発売から約30年間愛され続けるロングセラー商品だ。...