横浜植木株式会社   有吉 和夫 社長

横浜植木 130年の歴史で横浜に貢献

 2017年3月25日〜6月4日、横浜市内の公園や大通りが100万本の花々で飾られた「第33回全国都市緑化よこはまフェア」。1983年から毎年全国各地で開催される花と緑の祭典の会場に、今年度は横浜が選ばれたのだ。この祭典のスポンサーの1社を務めたのが横浜植木。飾られた75万鉢の調達の中心の役割を担った。また、イベントの企画の1つである「企業出展」では、同社の制作した多肉植物を使ったモニュメントも展示した。横浜で125年にわたって園芸文化を支えてきた横浜植木。同社の有吉社長に約1年ぶりにお話を伺った。
 創業125周年を機にメディア露出が増えているという。テレビ番組「世界ふしぎ発見」のクイズ番組にも出演したし、ガーデニング情報誌『MY GARDEN』では「横浜植木物語」というタイトルで同社の歴史が紹介された。また今年は『絵図と写真でたどる 明治の園芸と緑化』(近藤三雄、平野正裕/著、誠文堂新光社、2017)に出版協力。社内に歴代残る貴重な資料や写真を提供した。
 日本国内で農場面積が年々減少しており、タネの需要も減少すると見られる。対策として有吉社長は「輸出に力を入れたい」と語る。また、最近は育てた植物を投稿して交流するアプリが植物好きや園芸ファンの間で話題になっており、同社も時代のニーズを汲む努力を行っている。横浜植木の主体は種苗、花卉、園芸共に一次卸業が主体だが、今後は消費者に直接販売するBtoCの事業モデルも模索していく方針だという。主軸の造園や卸業にくわえ、第2,第3の柱を増やしていきたいと有吉社長は語る。横浜が誇る100年企業の一社として、今後も同社に注目したい。
(取材:カウテレビジョン千代島麻乃 2017.5.29)