株式会社ベル・フルール   今野亮平 社長/今野政代 会長

フラワーデザインのチカラで、社員と地域と文化をつくる

 2023年1月に創業20年を迎えるベルフルール。今野亮平社長に、これまでの歩みといよいよ迎える節目に向けた想いを伺った。
同社は、プリザーブドフラワーの先駆者として、店舗展開やスクール運営を行ってきた会社だ。2020年には、アーティフィシャルフラワーという造花の世界的ブランド「エミリオ・ロバ」をM&Aし、業界自体の認知度向上を牽引している一社だ。
 近況としては、エミリオ・ロバの工場がある三重県名張市において、同社の地域貢献が注目されているという。エミリオ・ロバの製品が名張市のふるさと納税返礼品として扱われ、採択2期目にして2022年は11月時点で既に昨対比260%以上の伸びを見込んでいるそうだ。結果的に同市のふるさと納税の全額も昨対比150%以上のプラス成長となっている。貢献の広がりは売上以外にも、人材面で毎年地元の高校からコンスタントに新卒を採用しており、若者をはじめとする地域の雇用創出にも貢献していると言える。今野社長は「名張の良さは人の素直さ。名張クオリティーという温かみのある手作り感を届けていき、好循環をさらに生み出していきたい」と地域への感謝とものづくりへの思いを語る。
 また、同社の新たなチャレンジとして「メンバーのシャッフルを更に加速させたい」と今野社長。柔軟な部署異動によって、一人ひとりの経験値を高め、個人のポテンシャルを引き出しながら組織としても成長を目指しているという。
 2023年3月にはベル・フルール銀座本店をリニューアルオープン、さらに、エミリオ・ロバも神戸に新規出店を控えている。「少数精鋭にこだわったものづくり」を合言葉に、個々が可能性を発揮しながら同時にお客様を喜ばせようと創意工夫を凝らす同社。今後もどんなものづくりを拡げていくのか期待したい。

この社長のVTRを全て見る ※番組は新しいほうから順に並んでいます。

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