株式会社ビジョン   佐野 健一 社長

顧客ニーズを顕在化し、サービス展開でリピート率向上

2019年10月、株式会社ビジョンの佐野健一社長に近況を伺った。同社は、日本を含む世界200以上の国と地域で使えるWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供するグローバルWi-Fi事業と、通信インフラやオフィス周辺機器を提供する情報通信サービス事業の二軸で展開してきた企業だ。

そんな同社は、顧客との理想的な関係構築のモデルを表彰する「CRMベストプラクティス賞」に2012年から8年連続で選出されている。常に、現状の課題解決や新しいサービス展開に取り組んでおり、結果として顧客満足度が向上してリピートに繋がっているという。

2018年9月からは新たに、インバウンドや法人向けに日本国内におけるハイヤーのタイムシェアリングサービス「ProDrivers(プロドラ)」をスタートさせた。また、海外ではディーエルジービー社の空港送迎事前予約サービス「SmartRyde」の取次も2018年4月より開始しており、世界150か国・500都市で空港送迎の対応が可能とのこと。
海外渡航の際に必要なのはパスポートだけではない。安全・安心を確保するためにはWi−Fiルーターや交通手段、場合によっては翻訳機など、ニーズは様々だ。同社はそうした既存ユーザのニーズを顕在化し、新しい選択肢を提示する形でサービスを拡充していくのだという。「ゼロからイチを生むだけでなく、今あるものを最大限活用するための試行錯誤もまたイノベーションですから」と佐野社長。

最後に採用についても伺った。新卒学生が毎年約50名入社するという同社。実は総務や経理などのバックヤード業務の責任者も営業出身なのだという。扱っているサービスや顧客のことを知っている人物が上にいることで現場との風通しを良くしているそうだ。同社では労働生産でなく知的生産性を重視しており、一人あたりの所得は毎年増え続けているとのこと。佐野社長は「仕組みさえ上手く整えれば、現状の社員数で2倍の売上・3倍の利益は出せるはず」と語った。

(2019年10月 カウテレビジョン/柴田有紀)