福岡運輸株式会社   富永 泰輔 社長

福岡運輸のチャレンジ

2019年4月、福岡運輸の富永社長を取材した。
福岡運輸は、冷蔵貨物や冷凍貨物など一定の温度帯で運ぶ「定温物流」のスペシャリスト企業だ。日本で初めて冷凍トラックを開発し、食文化の発展に大きく貢献してきた。近況を伺うと積極的に拠点展開を進めているという。2017年10月には仙台、2018年は名古屋、厚木、兵庫、同年9月には青森の運送企業をM&Aして大都市圏以外にも拡大。2019年4月には日本を代表する農畜産県である鹿児島に土地を購入した。さらに年内に埼玉、2020年には大阪茨木の進出も着工予定という。
また、最近の新たな取り組みとして、東京のIT企業と組んで、AIを取り入れた受注入力システムを開発した。顧客企業それぞれの体裁で送られてくる発注書をAIによって自動認識させることで事務員の省力化ができるという。このシステム導入によって作業工数が70%削減が実現するといい、AIの識字率向上によってさらに高い効果が期待できるという。この他にも、トラック運転手が荷物の積み下ろしをする際の待ち状況を改善する「バース予約システム」も導入した。作業の効率化や働きやすい環境づくりに効果を発揮するという。深刻な人手不足が叫ばれる物流業界の働き方改革と言える取り組みだ。
最後に富永社長に採用における求める人物像も伺うと、「(福岡運輸は)どんな人でも育てられます」と力強く語った。創業から60年以上培ってきた盤石な社内体制とチャレンジ精神が同社の強さの秘密かもしれない。
(カウテレビジョン千代島麻乃 2019.04.09)