株式会社アルファ   川名 祥之 社長

コインロッカーの生みの親 創業 100 周年に向けた動きを伺う

2020年2月、株式会社アルファ・川名祥之社長のもとを訪ねた。同社は、誰もが知る「コインロッカー」を生み出した、鍵専門のパイオニア企業だ。現在は、自動車部品・住宅用の鍵・ロッカーという3つの柱を軸に事業を展開している。

そんな同社では、創業100年を迎える2023年に向けた「4カ年計画」が進行している。今回は、計画の初年度となった今期の振り返りと、今後のビジョンを伺った。

今期は過去最高の売上を見込んでいるが中国のコロナウイルスの影響を注視している、とのこと。また、米中の貿易摩擦の影響により、自動車分野が想定より伸びを見せなかったそうだ。これに対し川名社長は「こういうサイクルは何年か一度にやってくる。これを踏まえ、4カ年計画にある設備投資は継続しつつ、計画の3〜4年目へ向け固定費の改善を継続していく。2020年はいかに会社を小さく運営できるかがテーマになっていくる」と前向きに語る。

その中で、同社が行ってきた設備投資。特に注目されるのが、タイのアユタヤ工場に導入した太陽光発電システムだ。「環境に優しく、電力を削減することができる。SDGsの観点でも課題解決に繋がっていく」とのこと。

また、同システムを導入するにあたり、タイの投資委員会(BOI)が行う制度を活用し、コストの50%を負担して貰ったそうだ。「一生懸命ものを作ることも大切だが、その国の制度を出来るだけ活用することがいろいろな国で事業を行う時には大切である」と川名社長は語った。

最後に採用面のお話を伺うと、これからは新卒・既卒に拘らず、広く採用を行っていくそうだ。求めている人材は「自分で考え、提案し、実行できる人」という同社。コア技術を高め、時代に適応し続けて来た同社の強さの裏側には、一人ひとりが主体的に物事に取り組む企業文化が影響しているのかもしれない。

(2020年2月 カウテレビジョン/紫垣 寛)

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