Web通販マーケティング+映像=何が起きる?

投稿日時:May 10, 2007 / 08:20 PM  投稿者: 高橋康徳

映像を使ったWebマーケティング共同研究

最近、あるWeb制作会社の社長からこんな提案を持ちかけられた。

「2社共同で映像とWeb通販のマーケティングを研究しませんか?」

聞くと、このWeb制作会社は過去に約20社の通販サイトを手がけたという。Web通販の分野ではノウハウ蓄積があろう。一方、僕らはTV報道10年+WebTV2年のノウハウ蓄積がある。そこで、この2者が絡むと一体どんな化学反応が起こるのか、確かにちょっと興味をそそられる提案だ。

最近、Web通販をはじめとしたサイトマーケティングの世界では、「LPO(=ランディングページの最適化)」という概念が盛んに議論されている。今回の共同研究も、もしGOサインが出るなら、テーマは「LPO」だろう。 

 

LPOとは?(Webマーケティング用語)

LPOとは、Landing Page Optimizationの略。
直訳すると「着地ページの最適化」。その概念を簡単に説明すると、

「お客の求めによって属性を分け、その属性ごとに着地ページ(=ランディングページ)を別々に設計することで、お客が商品を購入する確率を上げる」

という考え方のこと。

20070510lpo.jpg
↑「LPO」と検索するだけで、すごい競争になっていることが分かる。

 

LPOの具体例 

例えば、辛子明太子の販売ページでLPOを実践するなら、
(A)明太子クッキングに興味がある人に明太子を買ってもらう場合と
(B)贈り物・ギフトに明太子をという人に明太子を買ってもらう場合とでは、同じ「明太子に興味アリ」でも、(A)の客と(B)の客とで興味の視点が異なる。そこで、それぞれに合う着地ページを別々に作る方が、明太子の購入に繋がる確率(=コンバージョン)が高くなるということだ。

そして今、そのLPOの概念に「映像の伝わりやすさ」を絡めることで、コンバージョンを上げようという考え方がポツポツと出始めたのだ。これはある意味、ビジネスと技術の進歩を鑑みれば、当然の流れと言えるだろう。

 

映像を導入する時の注意点

ただし、映像は通常のWebサイトに比べてコストが高いのが最大の難点。しかも、テキストや静止画に比べると融通も利きづらい。一度映像を作り込むと、それを修正するには、また多大な時間と労力がかってしまう。

つまりWeb映像を作る際の大きなポイントは、「不変性の高さ」となる。言い換えると、「どれだけ長い期間その映像を使えるかで映像の価値が変わるということ。これを知らずに映像に手を出すと、大金はたいて制作したのに、あっという間に賞味期限が切れて大損するから注意が必要だ。

今後、自社サイトへの映像導入を本気で検討する方は、この点を念頭に置いておくと、コスト面でかなり有利な戦いができるだろう。

 

テレビ番組に見る「不変性」 

不変性といえば、テレビ番組でも、「ニュース」と「ドキュメンタリー」とで大きく異なるのはその「不変性」だ。同じ報道という分野でも、ニュースは「今何が起きているか?」が主眼だが、ドキュメンタリーは「そこにどんな不変的なメッセージがあるのか?」が問われる。つまり、「1年後、2年後に見ても共感できるメッセージ性」がドキュメンタリーには求められるのだ。

ここに重要なヒントが隠されている。

そういう視点でWeb上の映像を見ると、また違った価値観が見えてくる。

(カウテレビジョン高橋康徳) 



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